- DrugFree Japan
「第1回大麻等の薬物対策のあり方検討会」開催が告知されました!
既に報道されているのでご存知の方も多いかと思いますが、厚生労働省主催により「大麻等の薬物対策のあり方検討会」が1月20日(水)に開催されます。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_15976.html
出典:厚生労働省ホームページ
検討会の開催要綱については、下記リンクで説明されていますが、
簡単に言うと
・若年層の大麻事犯増加
・海外における医療用に大麻が使用されている状況
を背景に、
・日本における今後の薬物規制
・リハビリ施設などの薬物乱用防止に関連した対策
が検討されるようです。
https://www.mhlw.go.jp/content/000718282.pdf
出典:厚生労働省ホームページ
目玉はこちらでしょう。複数のメディアも報じていますが、大麻の「使用罪」を検討するとのこと。大麻は現状の法律では所持に対する罰則のみで、使用に対する罰則はありませんが、これが盛り込まれる可能性がありそうです。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210116-OYT1T50090/
出典:読売新聞オンライン
今回の検討会は残念ながら一般公開はなく、報道関係者のみの傍聴になります。
が、「会議資料及び議事録については、後日ホームページにおいて公開する」とありますので、後で内容確認できます。要チェックです!
教育の立場にある当協会からすると、若者の大麻事犯が増えていることは直接かかわることなので、対策には非常に期待しています!
ただ、罰則を設けるだけでなく、同時に再乱用防止のために効果的なリハビリテーションの方法など、救済措置も必要だと思います。
そして、さらにもっと重要なのは、、、、、薬物乱用防止教育を強化すること(特に子ども達や若者対象)。ここ1年くらいは新型コロナウィルスに翻弄され、教育の機会が減少しており、もどかしく感じています。
交通事故にたとえると、防止策を講じるのが最も効果的です。
事故が起こってしまった後は大変です。それよりも事故が起こる前に、信号をつけたり、標識を目立つようにしたり、取締り強化したり、交通安全の教育を行ったりなど、様々な予防策が行えるかと思います。
薬物乱用防止がまったく同じとは言いませんが、薬物に手を出してしまう前に、効果的な教育を広げることが、遠回りなようで最も効果的と思います!
コロナ禍ではありますが、当協会もオンライン授業など、できることをできる限り頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。